2005年10月

2005年10月31日

手塚治虫恐怖短編集(6) 復讐の輪廻編(手塚 治虫 著)

人気マンガ家、熊隆一は東名高速道路を西につっ走っていた。
御殿場あたりから山あいのわき道を走り、探していた八角形の館にたどり着く。

5年前、マンガ家になるか大学に進学するか悩んでいた彼のもとに老婆が現れ、
運命は1枚のコインで決められた。
どうしてもマンガ家をやめたくなったら、八角形の館に行けば、
1回だけ別の運命に変えることができると言い残し、老婆は去っていった。

マンガ家に嫌気がさし、老婆との約束を思い出した隆一は、
ボクシングチャンピオンとしての別の運命を歩み始めるのだが・・・。
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2005年10月30日

手塚治虫恐怖短編集(5) 妖しの怪談編(手塚 治虫 著)

学園闘争に明け暮れる、赤学派の大沢優。
ある日彼のもとに、寺山博子と名乗る女性から電話がかかってくる。
電話で約束した通り、待ち合わせの場所に行ってみると、
別の女性が現れ、博子は1ヶ月前に死んだと告げられる。

いっぱい食わされたと憤慨する大沢だったが、その夜も電話がかかってきた。
また約束の場所に行ってみると、同じように代理人が現れ、
その子も博子は1ヶ月前に死んだと言うのだ。

大沢の予想通り、その夜も電話がかかってくる。
博子は、明日こそようやく会えると言うのだが・・・。
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2005年10月29日

手塚治虫恐怖短編集(4) 科学の暴虐編(手塚 治虫 著)

船内の操作一切をコンピュータによるロボット装置が自動制御する、
最新鋭の原子力タンカーおさかべ丸。
その試運転に招待されたニュースキャスターの火水木吾郎は、
おさかべ丸の設計者刑部博士の娘、恵子の婚約者だった。

試運転中のおさかべ丸の中で、吾郎は刑部博士から、
恵子が交通事故でふた目と見られない姿になってしまったことを聞く。

出航の翌日、制御がきかなくなり暴走を始めるおさかべ丸。
暴走の原因は何なのか。そして、乗組員と乗客の運命は・・・。
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2005年10月28日

手塚治虫恐怖短編集(3) 消滅の世界編(手塚 治虫 著)

日本でも核兵器が作られるようになった、ある年の物語。

何をやっても失敗ばかりのゴスケは、ひょんなことから、
自分の知らない間に、体に核兵器を埋め込まれてしまった。

ヘソが起爆スイッチになっているため、ヘソに触ろうとするだけで、
向かうところ敵なしの状態になるゴスケ。
彼を手中に収めようと、ヤクザは対立し、諸外国は戦闘状態に・・・。
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2005年10月27日

手塚治虫恐怖短編集(2) 悪魔の迷宮編(手塚 治虫 著)

第一次世界大戦後のドイツ。
ロシアの捕虜収容所帰りのペーターは、刑務所帰りのケティに結婚を申し込み、
人生をやり直すため、デュッセルドルフへ出てきた。

それから8年。2人は仲睦まじく暮らしていたが、
デュッセルドルフの街には市民を恐れさせる殺人鬼が現れ、
ケティは怪しい男に襲われ、すんでのところでペーターに救われる。

やがて、警察が犯人らしき男を逮捕するが、真犯人は別人のようだった。
真犯人をおびき寄せるため、男が自白したことを新聞に載せる警察。
はたして、事件は意外な結末に向かっていく・・・。
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2005年10月26日

手塚治虫恐怖短編集(1) 妄想の恐怖編(手塚 治虫 著)

学校の水島先生に想いを寄せる中学生、男谷。
彼の前に現れた幻の馬「ボンバ」は、彼の望み通り、
恋敵の鬼頭先生や、無力で無能な両親を殺してしまった。

やがて男谷は高校に進学するが、東京に転勤になった水島先生は、
駅のホームで将棋倒しに巻き込まれ、亡くなってしまう。

水島先生を押しつぶしたやつらを一人残らず殺すよう、
ボンバに命じる男谷。彼の命令通り、ボンバの殺戮が始まる・・・。
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2005年10月23日

新版 年収300万円時代を生き抜く経済学(森永 卓郎 著)

小泉首相の構造改革の本質とは、新たな階級社会を作るための改革だ。
一般市民は新興の金持ちに支配され、這い上がることの難しい社会になっていく。

いわゆる勝ち組と負け組にはっきり分かれる社会に作り変えられ、
サラリーマンの給与格差も急速に広がっていく。
勝ち組の年収1億円のサラリーマンから、負け組の年収100万円のサラリーマン。
一般サラリーマンの年収は、グローバルスタンダードの300〜400万円まで
下がっていくだろう。

今の中間層にいる大部分の人は負け組にならざるを得ない。
勝ち組になるためには、家族を犠牲にして寝る間も惜しんで働き、
人の足を引っ張り、上司にゴマをすり、激しい競争に打ち勝つことだ。
あなたはそれでも勝ち組になりたいですか?そして、勝ち組になれますか?

年収300万円台でも豊かな生き方は十分可能なのだ。
著者が提言する、限られた収入の効率的な使い方とは・・・
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2005年10月22日

「大企業病」と闘うトップたち(大塚 英樹 著)

日本でも雇用の流動化は始まっている。
日本の大企業が直面している、生産と雇用の過剰問題をどう解決するか、
意思決定迅速化システムの構築、均質な人事と組織改革は可能なのか。
「日本的経営」をどう破壊し、新しい制度や仕組みをどう創造していくのか。

テレビ局ディレクターなどを経てフリーランスの記者となった著者が、
日本を代表する企業の15人の経営者にインタビュー。
「大企業病」を徹底排除し、グローバル化に対応できる企業体質へと
転換していくためのヒントがここにある。
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