2008年02月

2008年02月27日

年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (森永 卓郎 著)

「年収300万円」という言葉が流行語大賞をとってから早4年が経つ。
小泉構造改革が始まってから6年以上が経った。構造改革がもたらす自由競争下で、
ごく一部の人たちが巨万の富を得る一方で、大部分の国民は年収の低迷と
増税により手取り所得を減らしてきた。さらに、企業が正社員を減らし、
非正社員を増やしてきたため、ネットカフェ族なる新たな貧困層も生まれた。

今後お上には頼ってはいけない。自分の人生に自分で対策を打ち、
生活を守るための人生設計を教えてくれる、低成長時代の生活指南書。
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2008年02月26日

夜明けの街で(東野 圭吾 著)

「不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。しかし・・・」

渡部の働く会社に、派遣社員の秋葉がやって来た。
ある夜、偶然に会って飲みに行った帰りに送っていったことがきっかけで、
2人の仲は急速に近づき、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。

しかし、秋葉の家庭環境は複雑だった。両親は離婚した上に母親は自殺。
横浜の実家では、15年前に父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。

来年の3月31日が来るのを何年も待ち、そのときが来ればいろいろ話せると言う秋葉。
犯人かもしれない女性との不倫の恋と家族とを天秤にかけて悩む渡部。
事件が時効になった時、彼女は何を告白しようとしているのか。
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2008年02月22日

緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-(森永 卓郎 著)

『年収300万円時代を生き抜く経済学』を世に出してからはや3年が経った。
著者がその本で予想したのは、「年収300万円」に近づく負け組が増えることだった。
そして、将来的には「年収120万円」クラスの超負け組が4割くらいを占める
構造になるだろうと予測していた。

それから3年。本当に年収120万円に突き落とされかけている労働者がいる。
年収300万円なら工夫次第でどうにか豊かな暮らしは実現できると説いたが、
年収120万円ではどうやっても食べていくことすらムリだろう。

年収300万円を維持するために、そして少ない収入で上手に暮らすためには、
どのような暮らしを心がけていけばいいのだろうか・・・。
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2008年02月01日

中国の危ない食品―中国食品安全現状調査(周 勍 著)

中国の食品が世界の食卓を脅かしている。
髪の毛を原料にして作られる醤油、下水の生ゴミを集めて作ったサラダ油、
肉赤身化剤が使われた豚肉、食用不可の工業塩で作られた漬物、
中国の食品の何を信用し、どうやって選別すればいいのだろうか。

2006年度のドイツ「ユリシーズ国際ルポルタージュ文学賞」佳作となった
中国人ジャーナリストの衝撃の報告。待望の日本語版発売!
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