2005年10月26日

手塚治虫恐怖短編集(1) 妄想の恐怖編(手塚 治虫 著)

学校の水島先生に想いを寄せる中学生、男谷。
彼の前に現れた幻の馬「ボンバ」は、彼の望み通り、
恋敵の鬼頭先生や、無力で無能な両親を殺してしまった。

やがて男谷は高校に進学するが、東京に転勤になった水島先生は、
駅のホームで将棋倒しに巻き込まれ、亡くなってしまう。

水島先生を押しつぶしたやつらを一人残らず殺すよう、
ボンバに命じる男谷。彼の命令通り、ボンバの殺戮が始まる・・・。

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他人への憎しみの力で殺人を犯してしまう少年を描く「ボンバ!」、
生まれながらにして昏睡状態の由美と、その夫雄一の悲哀を描く「ガラスの脳」、
何者かに頼まれるまま絵を描き続ける外人を描く「DAUBERMAN〜ドオベルマン」、
自分の一生は他人の筋書き通りに操られていると感じる少年を描く「赤の他人」、
かつてクビにした部下に、恐怖の料理を振舞われる社長を描く「蛸の足」、
チームメイトから薬を奪い、エースを目指す投手を描く「バックネットの青い影」、
全6話のストーリーを収録。

巨匠・手塚治虫が、人間の心の闇を描いた一冊。
「火の鳥」の匂いを放つ「DAUBERMAN〜ドオベルマン」が、
この中では一番面白いと思いますね。


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手塚治虫恐怖短編集 (1)
手塚 治虫
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mano_oil at 02:00│Comments(0)TrackBack(0)手塚 治虫 

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