2005年10月30日

手塚治虫恐怖短編集(5) 妖しの怪談編(手塚 治虫 著)

学園闘争に明け暮れる、赤学派の大沢優。
ある日彼のもとに、寺山博子と名乗る女性から電話がかかってくる。
電話で約束した通り、待ち合わせの場所に行ってみると、
別の女性が現れ、博子は1ヶ月前に死んだと告げられる。

いっぱい食わされたと憤慨する大沢だったが、その夜も電話がかかってきた。
また約束の場所に行ってみると、同じように代理人が現れ、
その子も博子は1ヶ月前に死んだと言うのだ。

大沢の予想通り、その夜も電話がかかってくる。
博子は、明日こそようやく会えると言うのだが・・・。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

学園闘争の委員長、大沢にかかってくる奇妙な電話を描く「電話」、
妖怪の子どもと友達になった少年モウ太を描く「雨ふり小僧」、
雪山の温泉宿で奇妙な体験をする漫画家を描く「怪談雪隠館」、
共産主義国の地下組織の女性リーダー、ルンカを描く「ブロッケンの妖怪」、
出産後に別人になってしまった女性と、その夫の苦悩を描く「レボリューション」、
歳をとらない女と、その女をモノにしようとする日本人を描く「もの憂げな夜」、
30年ぶりのクラス会に出席する加納の奇妙な体験を描く「カノン」、
「どろろ」の主人公、百鬼丸の登場を描く「百鬼丸の巻」、
幽霊に翻弄されるブラックジャックを描く「雪の夜ばなし」、
全9話のストーリーを収録。

巨匠・手塚治虫がこの世のものではないものたちとの交流・不可思議な現象を描いた一冊。
童話のようなタッチの「雨降り小僧」が、
この中では一番面白いと思いますね。


楽天ブックスで詳細を見る



↓本・読書に関する人気blogランキングはこちら。
↓この記事が役に立ったら、ポチッと応援クリックお願いします。
blogranking



--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

手塚治虫恐怖短編集 (5)
手塚 治虫
コミックス (2001/11)
売り上げランキング: 146,719

mano_oil at 01:38│Comments(0)TrackBack(0)手塚 治虫 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
楽天市場にGO!
最新のコメント
Amazonで本を探す