晴読雨読:キカイダー大全―人造人間キカイダー・キカイダー01の世界

2006年02月01日

キカイダー大全―人造人間キカイダー・キカイダー01の世界

プロフェッサー・ギル率いる秘密結社ダークは、
ロボット工学の権威である光明寺博士を監禁し、
ダーク基地で戦闘用人造人間を製造させていた。

しかし、光明寺博士はダークの世界征服の野望を防ぐべく、
秘密裏に正義の人造人間、ジローを完成させる。
ジローには物事の善悪を判断する「良心回路」が組み込まれたが、
回路が完全なものになる前にギルに察知されてしまう。

ジローは、「良心回路」が不完全なままであるため、
悪の指令を伝えるプロフェッサー・ギルの笛の音に苦しめられるが、
戦闘モードである「人造人間キカイダー」にチェンジし、
ダーク破壊部隊のアンドロイドたちと戦う。

「チェンジ！スイッチオン！ワン、ツー、スリー！」
機械でありながらも善と悪の狭間で悩む、ジロー・キカイダーと、
その続編、「キカイダー０１」のすべてを網羅した決定版！

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１９７２年（昭和４７年）７月８日。
国民的番組、ドリフターズの「８時だヨ！全員集合」の裏番組として、
石ノ森章太郎作の「人造人間キカイダー」がスタートしました。

良心回路が不完全なため、プロフェッサー･ギルの笛の音に苦しみ、
光明寺博士の娘ミツコにほのかな恋心を抱きながらも機械の体に悩むジロー。
完全無欠のヒーローではないと感じさせるこのシチュエーションこそ、
人造人間キカイダーの醍醐味でありました。

そして、キカイダーを語る上で欠かせないのが、悪のヒーロー・ハカイダー。
キカイダーを倒すことだけを使命とするハカイダーは本当にカッコ良かった。

本書は、「人造人間キカイダー」「キカイダー０１」の、
キャスト・スタッフの談話、タイトルリスト、エピソードガイドなど、
キカイダーを語る上で欠かせない資料館となっています。
原作者である石ノ森章太郎のデザイン画なども盛り込まれており、
キカイダーファン垂涎のマニュアル本です。

石ノ森章太郎センセイは１９９８年２月、残念なことにお亡くなりになりましたが、
「人造人間キカイダー」をはじめ、「仮面ライダー」「サイボーグ００９」など、
小学生男子に夢を与え続けてくださいました・・・。
「石ノ森章太郎萬画大全集」が発売されるみたいですね。
１２セット全部欲しいけど・・・高価だし、結構キツいなあ・・・。

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