2006年07月02日

ハロウィーン・パーティ(アガサ・クリスティー 著)

ポアロの友人、探偵作家のオリヴァ夫人は友人ジュディスとともに、
ウドリー・コモン村で開かれたハロウィーン・パーティーに出席した。
10歳から17歳までのティーンエイジャーのグループが招待されていた。

そのパーティーに出席していたジョイスという13歳の少女が、
みんなの前でオリヴァ夫人にこう告げる。
「あたし、前に人殺しを見たことがあるのよ」と。

探偵作家オリヴァ夫人の気を引くために、またまた札付きのホラ吹き、
ジョイスの悪い癖が始まったと誰もが思ったが、次の日の晩、
リンゴ食い競争のバケツに首を突っ込んで死んでいるジョイスが発見された!

最近増えている変質者がパーティーに入り込んでの犯行なのか?
それとも、ジョイスの言っていることは本当で、口をふさがれたのか?
オリヴァ夫人に依頼を受けた灰色の脳細胞を持つ名探偵、ポアロの推理は?

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「そして誰もいなくなった」 「アクロイド殺し」が有名な、
ミステリーの女王、アガサ・クリスティーの作品です。
原題は「Halloween Party」で、1936年に出版されました。

人殺しを見たことを自慢げに話す少女が遺体となって発見され、
「ひらいたトランプ」にも登場するオリヴァ夫人から相談を受けたポアロは、
「マギンティ夫人は死んだ」に登場する元警視のスペンスらの助けを借り、
捜査を開始します。

「ジョイスが本当に人殺しを見たのなら、それに類する事件があったはず」と
ポアロは考え、それに沿って捜査を続けていきますが、
怪しいいくつかの事件の中からヒントを探し、犯人を見つけていきます。

オリヴァ夫人とスペンス警視。アガサ・クリスティーの他の本でおなじみの
2人が登場します。主人公のポアロはともかくとして、シリーズ物でもないのに、
このように他の本の登場人物が出てくることがクリスティー作品は意外に多く、
ファン冥利に尽きる部分がありますね。


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