2008年03月30日

君と会えたから・・・(喜多川 泰 著)

本屋の息子であるヨウスケは、夏休み中の今日も店番を任されていた。
客もまばらだったある日、1人の女の子が店にやってきた。
この店には不似合いなほど美しいその少女は1冊の本を注文して帰っていった。

その少女に興味を持ったヨウスケは、彼女が注文していた本を読んでみることにする。
そこには再三にわたって「情熱を持って行動を繰り返せ」と書かれてあった。
実際に成功した著名人たちは例外なくそうしていたのだと。

この本がきっかけで仲良くなったヨウスケと少女ハルカは、デートするようになる。
デートのたびに、ハルカは自分の父親に授けれらたという成功の秘訣を
ヨウスケに熱く語った。
自分の将来について漠然とした不安を抱いて無気力になっていたヨウスケは、
ハルカの話を聞き、自分の人生の成功への道筋が見えてきたような気がしていた。

そんなある日、ハルカから手紙が届く。
「ママの元を離れて、パパと暮らすことになりました。」と言うのだが・・・。

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題名からして、「セカチュー」みたいな恋愛小説を連想するのだが、
そうではなく自己啓発本だ。
少女ハルカが父親から授けられたという人生の成功法則をヨウスケに
伝えてくれるという形を通して、読者に届けてくれている。

命があることへの感謝、残された時間の貴重さ、周りの人間への感謝など、
頭ではわかっていながら普段気にすることもないようなことについて、
再度気づかせてくれる。確かに子どもの頃は夢があったけど、今となっては
夢を思い出すことも、自分の夢が何なのかも不明確になっていた。
もう一度自分の夢について見つめ直す機会を与えてくれて、本当に感謝したい。

「昨日までできなかったという事実が、今日もできないという理由になんかならない」
という一文には、頭を「ガツン」と殴られたような衝撃があった。
本当にたくさんの人に読んでもらいたい本だと思う。


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君と会えたから・・・
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2006/07/10)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 生きていることの大切さ
5 絵に描いた餅ではない
5 この本に会えたから・・・

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この記事へのコメント

1. Posted by アメリカ留学   2008年06月10日 17:09
初めまして、僕もブログを運営していて今少し行き詰った状態なので今後の参考の為に記事を拝見させて頂きました。自分も教育には以前から興味があり、今こうしてサイトを拝見させて頂いて大変参考になりました。ランキングの応援致しますねwもし良かったら今度僕が運営するブログにもぜひ遊びに来て下さい、よろしくお願いします。

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