手塚 治虫

2007年01月17日

どろろ(手塚 治虫 著)

時は室町時代末期。

武士・醍醐景光は自らの天下取りを48体の魔神に祈願し、
その代償として今度産まれる自分の子を生贄にすることを約束する。
結果、赤ん坊は体の48箇所が欠けた状態で産まれ、
自分の願いが叶うことを確信した景光は、赤ん坊を川に流して捨ててしまった。

医者・寿海はある日、川で赤ん坊を拾った。
赤ん坊は目鼻も手足もない状態であったが、必死に生きようとしていた。
彼は持てる力のすべてを尽くしてこの赤ん坊に大手術をおこなった。
また、目も耳も口もきかなかった赤ん坊はテレパシーが発達し、
普通の人と同様に見え、聞こえ、しゃべれるように成長した。

成長した赤ん坊は「百鬼丸」と名乗り、自分の体のパーツを取り戻すため旅に出る。
自分を狙う魔人を1体ずつ倒すたびに、体のパーツが1つずつ復活するからだ。
旅の途中でコソ泥のどろろと出会い、百鬼丸の刀を盗もうと狙うどろろと2人で
旅を続けていく。すべてのパーツを取り戻せる日はいつになるのか・・・?
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2006年07月22日

BLACK JACKザ・コンプリート・ダイジェスト

巨匠・手塚治虫が描いた、神技の腕を持つ無免許医の手術を通して
人間の命の尊厳を描くヒューマンドラマ、「ブラック・ジャック」

この「ブラック・ジャック」全243話を作品発表順に、あらすじとカットで
紹介していくのが本書。「ブラック・ジャック」ファン必携のガイドブック。
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2006年05月06日

Black Jack―The best 11stories by Osamu Tezuka (17)(手塚 治虫 著)

ある日、家に帰ってきたブラック・ジャックはピノコに告げる。
「きょうからおまえは養女にもらわれていくんだ。」と。

お金持ちで大病院の院長の娘となったピノコだったが、満足するわけがない。
わざと騒ぎを起こして戻ってくるが、家には入れてもらえず、
ブラック・ジャックに新しい両親の元に戻るよう説得される。

そんな中、腹膜炎を患い、自分で自分の手術をおこなうブラック・ジャック。
誤って内蔵を傷つけてしまったが、止血のための鉗子が足りない!
信じられないミスのため、失血死の危機となってしまう。
ブラック・ジャック最大のピンチを救ったのは・・・?
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2006年05月04日

Black Jack―The best 12stories by Osamu Tezuka (16)(手塚 治虫 著)

軍のメイスン大佐の息子が前線でケガを負い、日本の横田基地まで運ばれてきた。
心臓に砲弾の破片が食い込み、心臓が壊死する危険のある危機的な状況だった。

すぐ手術が必要だったのにわざわざ日本まで運んできたのには理由があった。
彼はどんな麻酔薬にも拒否反応を起こし体が痙攣するアナフィラキシーだったのだ。

電気麻酔法という方法を使い、なんとか手術に成功するブラック・ジャック。
しかし、その直後に患者がアナフィラキシーのため急死してしまった。
怒り狂ったメイスン大佐は、息子の仇を討とうと銃を持ってブラック・ジャックを追う。
細心の注意を払ったのにもかかわらず、なぜ患者は死んでしまったのだろうか・・・。
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2006年05月03日

Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (15)(手塚 治虫 著)

手術を依頼され、部屋に入った瞬間に殴られ気絶するブラック・ジャック。
気が付いた時には椅子に座らされ、縛られていた。

ブラック・ジャックが稼いだ金をすべて奪い取ろうとした犯人たちは、
金の隠し場所のヒントとして「五條ミナ」という名前を突き止めていた。
拷問で口を割らせようとしてもうまくいかないのに業を煮やし、
犯人たちはピノコを連れてこようとする。

ついに観念し、犯人たちを沖縄のある島に連れて行くブラック・ジャック。
総額100億ドルにもなる大金の隠し場所とは・・・?
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2006年05月01日

Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (14)(手塚 治虫 著)

ピノコとサーカスを観に来ていたブラック・ジャックの目の前で、
空中ブランコからの転落事故が発生する。
ケガをしたのは、一卵性双生児の片割れだった。

彼らは、一方がケガをするともう一方にも同じ場所にミミズ腫れができ、
一方が死ねばもう一方も死んでしまうものと信じていた。

手術のため切開すると、もう一方の腹に切開の跡のようなミミズ腫れができた。
このやっかいな患者たちに対して、ブラック・ジャックが取った方法とは・・・?
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2006年04月30日

Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (13)(手塚 治虫 著)

ピノコの応援する水泳部のヒーロー、有田は最近調子が今ひとつだった。
その原因は、彼が抱える難病にあった。体がマヒしつつあるのだ。

水泳という生きがいを失った有田は、自分の足を笑ったと因縁をつけ、
他の学生に暴行するという事件を起こしてしまう。
ピノコはそれでも彼を応援するが、有田はピノコを利用して、
ブラック・ジャックから大金を脅し取ることに成功する。

すっかり利用され、池のほとりで気落ちするピノコ。
その後、誤って池に落ちた泳げないピノコを救ってくれたのは・・・?
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2006年04月28日

Black Jack―The best 13stories by Osamu Tezuka (12)(手塚 治虫 著)

洪水で全滅したと思われていた村。しかし、生き残りの赤ん坊がいた。
彼は人間ではなく、山猫に育てられていた。
山狩りがおこなわれた際に初めて見つかったのだ。

頭蓋骨が陥没し、知能の発達が邪魔されていた彼に手術を施し、
命の危険を取り除き、知能を取り戻そうとするブラック・ジャック。
オプーと名づけられた彼の手術は成功し、すごいスピードで知能が進んでいく。

ある夜、オプーは銃を手に取り、ブラック・ジャックを連れ出す。
いったい彼はブラック・ジャックをどこに連れていこうというのか。
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2006年04月26日

Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (11)(手塚 治虫 著)

手術中にメスを持つ手が震え、執刀を交代するブラック・ジャック。
こんなけいれんが起こるのは初めてではなかった。
天下のブラック・ジャックももう終わりなのか。

けいれんが起こったのが気胸の手術だと聞き、山田野博士ははたと思い当たる。
ブラック・ジャックを救うため、山田野博士が図った一計とは・・・
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2006年04月25日

Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (10)(手塚 治虫 著)

ランチャ・ランポ島では、結婚にまつわる古いしきたりがおこなわれていた。
1年に1回のビキ・ビキの日、島にある入り日の崖から海に飛び込んで
海底の貝を拾えた若者は、自分の好きな娘と結婚することができた。

ダイビングに失敗し大ケガを負った恋人クナのため、
島の王女アヴィナはブラック・ジャックに手術を依頼する。
すっかり全快し、翌年のビキ・ビキの日に再度挑戦するクナ。
クナのためにあらかじめ貝を採っておこうと海へ潜るアヴィナ。

しかし、身分違いの2人の恋を王様は許していたわけではなかった。
海の中では2人を引き離そうとする策略が待っていた・・・。
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