東野 圭吾

2006年06月10日

さまよう刃(東野 圭吾 著)

花火大会の夜。女子高生・絵摩は駅からの帰りに少年たちの車に拉致される。
数日後、荒川の堤防にて青いビニールシートに包まれた遺体が発見された。
遺体には、覚醒剤を打たれレイプされた形跡があった。

妻を早くに亡くし、一人娘の成長だけを楽しみにしていた絵摩の父、長峰重樹。
娘を失い放心状態だった彼の元に匿名の電話がかかってくる。
「絵摩さんを殺した犯人はスガノカイジとトモザキアツヤという男です。
トモザキの住所は足立区・・・」と。

犯人の1人を殺し、もう1人にも復讐するため猟銃を持って逃亡する長峰。
「遺族による復讐」をマスコミは大きく取り上げ、世論はおろか警察内部でも
長峰に対する同情論が密かに持ち上がる。
はたして、遺族による犯人への復讐は許されるのか・・・。
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