2005年03月19日

ルネッサンス−再生への挑戦(カルロス・ゴーン 著)

その恐るべき手腕で、瀕死の日産を復活させたカルロス・ゴーン。
ソニーの社外取締役にも招かれるなど、日本における彼の評価は
非常に高く、もはや彼を知らない日本人は少ないと言えるでしょう。

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本書では、彼の生い立ちから、学生時代、ミシュラン時代、ルノー時代、
そして日産の経営に携わってからのことが詳しく書かれています。
ハイパーインフレに苦しむミシュラン・ブラジルでの功績、
ミシュラン北米でのユニロイヤル・グッドリッチの買収、
ルノーからのヘッドハンティングと転職、
ルノーでの黒字化への挑戦と日産への資本参加の提案、
そして、瀕死の日産をよみがえらせた施策についてなどが、
隠すことなく語られています。

誰もがカルロス・ゴーンのような経営者になれるわけではないし、
そういう意味では、ビジネス書というより伝記に近い部分がありますが、
翻訳も上手いのか、とにかく読んで飽きさせない良書です。

この度いよいよ、ルノーの最高責任者に就任するようです。
カリスマ経営者の手を離れた日産が今後どうなっていくのか、
フェアレディZ、スカイラインGT−Rが栄華を極めた、
あの1989年の再来があるのか、とても楽しみです。



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ルネッサンス ― 再生への挑戦
カルロス・ゴーン 中川 治子
ダイヤモンド社 (2001/10/25)
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5 リーダーの条件
5 シンプルなことは強いこと
5 ルネッサンス


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mano_oil at 23:51│Comments(0)TrackBack(0)ビジネス書 

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