2005年11月

2005年11月13日

超大国日本は完全復活する(ハドソン研究所 著)

第2次世界大戦後の日本が成し遂げたような目覚ましい経済復興は、
ほとんど他に例を見ない。日本は世界有数の経済大国になった。

しかし、ここ最近の日本の経済的凋落もまた、注目に値する。
企業同士のなれ合い、不良債権、保護規制、カルテル化が
生産的発展を蝕んだという事実は周知の通りである。

では、日本の将来は悲観的に見るしかないのか?
決してそうではない。日本にはしっかりとした土台があり、
多くの強みを持っている。
正しい措置が取られれば、未来は格段に明るいものになるのだ。

アメリカ・ブッシュ政権のシンクタンクが贈る、日本復活への指南書。
続きを読む

2005年11月09日

龍は眠る(宮部 みゆき 著)

関東に大型台風が接近し、叩きつけるような暴風雨の夜。
雑誌「アロー」の記者である高坂昭吾は、自動車で東京に向かっていた。
道中、びしょぬれのヒッチハイカー、慎司という少年を拾う。

走り出して間もなく、車はマンホールの蓋が半開きになっている場所にさしかかる。
そのそばには子供の傘が落ちていて、マンホールに落ちた可能性が濃かった。
警察も出動して捜索したが、子供の行方はわからなかった。

「僕は超能力者なんだ。あの子はマンホールに落ちて死んでしまったし、
蓋を開けた犯人を知っているから手を貸してほしい。」と高坂に頼む慎司。
言う通りの人物に直撃してみたが、慎司の後先考えない言動のため、
彼らが自首する可能性も薄くなり、事件の真実は闇に葬られようとしていた。

その後、慎司の超能力を調べる高坂の前に、別の青年が現れる。
「ヤツの超能力は偽物だ、あんたはだまされているのだ」と。
どちらを信じていいかわからなくなる高坂の前に何通かの脅迫状が届き、
彼に恨みを持つ者からの復讐が始まりつつある。

はたして、慎司の超能力は本物なのだろうか。
そして、高坂に恨みを持つ者とは誰で、何が目的なのだろうか・・・。
続きを読む

2005年11月08日

レベル7(セブン)(宮部 みゆき 著)

若い男が眠っていた。彼が目覚めると、見知らぬ部屋の中だった。
隣には、見知らぬ女性が眠っている。彼女の名前が思い出せない。
いや、彼女の名前どころか、自分の名前も思い出せなかった。
記憶を失ってしまっているのだ。そして、2人の腕には「Level7」の文字が。
いったい何があったというのか・・・。

「明日 レベル7まで行ってみる 戻れない?」
奇妙な言葉を残して家出をした女子高生、みさお。
彼女と親しかったカウンセラー、悦子は彼女の家出に疑問を抱いていた。
ある夜、悦子にみさおから電話がかかってくる。
「真行寺さん、たす・・・。」

自分たちが何者なのかを突き止めようとする男女と、
女子高生の行方を捜そうとするカウンセラー。
彼らはその行動の過程で、凶悪な事件であった「甲山荘事件」にたどり着く。
はたして、「レベル7」とはいったい・・・。
続きを読む

2005年11月06日

魔術はささやく(宮部 みゆき 著)

挙式を間近に控えた若い女性が、マンションの屋上から飛び降りた。
翌月、地下鉄東西線のホームから若い女性が電車に飛び込んだ。
そしてさらに翌月、また若い女性がタクシーの前に飛び出した。

一見、何の関わりもない事件だったが、3人の女性には接点があった。
そして、4人目に魔の手が伸びていた。

女性をはねたタクシー運転手、浅野の甥である守は、
伯父の無実を証明するべく奔走しているうちに、
知らず知らずのうちに事件の核心に近づいていった。

3人の女性の接点とはいったい何なのか。
そして、4人目の女性の運命は・・・。
続きを読む

2005年11月05日

火車(宮部 みゆき 著)

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の栗坂和也に頼まれ、
失踪した彼の婚約者である関根彰子の行方を捜すことになった。

本間は彼女の勤めていた会社や、自己破産した際の弁護士などを訪ね、
和也の婚約者と関根彰子は全くの別人であることを突き止める。

周到な用意をして他人になりすました彼女は、
自らの足取りを徹底的に消しながら逃亡していた。
なぜそこまでして自らの痕跡を消さなければならなかったのか。
そして、彼女はいったい何者なのか。
続きを読む
楽天市場にGO!
最新のコメント
Amazonで本を探す