2006年11月

2006年11月30日

13階段(高野 和明 著)

因縁をつけてきた男を突き飛ばして死なせてしまったため、
傷害致死の罪で懲役2年の実刑を課せられた青年、三上純一。
仮釈放が認められ刑務所を出た純一に、刑務官・南郷が仕事の誘いをしてきた。
「人助けを手伝ってくれないか?死刑囚の冤罪を晴らすという仕事なんだ。」と。

2人が助けようとしている死刑囚・樹原亮は、事件当夜に起こったバイク事故の
後遺症のため、犯行時刻の前後数時間の記憶を失っていた。
彼の所持品の中に被害者の財布があったこと、着衣から被害者の血液が検出された
ことにより、本人も記憶がないまま死刑の確定判決が下されてしまったのだ。

彼を救う唯一の手掛かりは、事件から10年も経った最近になって
彼がようやく思い出したうっすらとした記憶のみだった。
あの時自分は死の恐怖に駆られながら、階段を上っていたと。

死刑執行への時間は刻一刻と近づいてきていた。残された時間はあとわずかだ。
彼ら2人は、死刑台への階段を上り始めたこの若者を救うことができるのか?
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2006年11月26日

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント(外岡 秀俊 著)

インターネットが発達し、誰もが瞬時に大量の情報にアクセスできるようになった。
しかし、その真偽は?正確性は?情報の鮮度は?
現代人はその大量の情報から、必要な情報を取捨選択する能力が求められている。

では、情報の収集、分析・加工、発信といったプロセスでの総合力である、
「情報力」を高めるにはどのようなことに留意すべきなのか。
「情報力」を鍛え、メディア・リテラシーを高めるためのヒントは何か。

情報を扱うプロ中のプロである朝日新聞の現・編集局長が
「情報力」向上を目指すすべての人に贈る、情報取り扱い技術の参考書。
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2006年11月15日

3週間完全マスター 情報セキュリティアドミニストレータ 2006年版(芦屋 広太 著)

情報処理技術者試験の1つである「情報セキュリティアドミニストレータ試験」は
情報セキュリティ管理の現場責任者として、組織の施策を計画・実施し、
その結果の評価を行う能力を認定するための試験。

本書はこの情報セキュリティアドミニストレータ試験に合格するためのテキスト。
1日1章ずつ学習を進めていきながら、21日間をかけて合格レベルに達するのが
目標で、午前対策・午後対策がこれ1冊で網羅できる。

勉強時間があまり取れない人に最適の、短期間受験対策テキスト。
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2006年11月09日

半島を出よ(村上 龍 著 全2巻)

2011年、日本では預金封鎖が実施され、消費税は17.5%にもなっていた。
失業率は8%を超え、財政破綻寸前の深刻的な状況だった。

4月2日の福岡ドーム。3万人の観客を集め、プロ野球パ・リーグの開幕戦、
ホークス対マリーンズの試合がおこなわれていた。
試合中にもかかわらず、突如、別の放送が響きわたった。
「みなさん、こんにちは。こちらは北朝鮮反乱軍です。」

福岡ドームはたった9人の工作員たちに占拠され、500人に満たない
後続部隊が到着後、市の中心部は彼らの制圧下に置かれることとなった。
東京でのテロを警戒した日本政府は、こともあろうに九州全体を見捨て、
関門海峡を封鎖し、九州との航空便・船便を遮断してしまった!

正規軍ではない反乱軍であるため、北朝鮮も表向きは説得できないふりをする。
財政破綻寸前で国際的発言力を失った日本には、中国もアメリカも協力を申し出ず、
肝心の日本政府もテロリストとは交渉しようとしない。

打つ手もなく膠着状態が続く中、北朝鮮からはさらに12万人もの将兵が乗った
船団が日本に向けて確実に接近しつつあった。
九州は北朝鮮反乱軍に制圧され、独立した国家となってしまうのだろうか・・・。
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2006年11月07日

情報のさばき方

情報のさばき方
朝日新聞「アスパラクラブ」のブックモニターにて、
「情報のさばき方」が当選しました。
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