2008年12月
2008年12月08日
楽園(宮部 みゆき 著)
「模倣犯」の事件から9年が経った。フリーライター・前畑滋子は当時の事件に
主人公の1人として関わったものの、そのショックからなかなか立ち直れず、
事件の顛末なども手記として発表してはいなかった。
ようやくライターの仕事を再開する気になり、友人の編集プロダクションに
机を持つ身になった滋子の元に荻谷敏子という女性が現れた。
12歳で死んだ彼女の息子は、特殊な能力があったのではないかというのだ。
彼女が持参したノートブックには、少女が横たわる家が描かれていた。
16年前に殺された少女の遺体が発見されるという事件が発覚する前に、
それを絵に描いていたというのだ。
初めは信じていなかった滋子だったが、少年が描いたという別の1枚の絵を見て
愕然とする。少年の能力は本物だったのだろうか・・・。
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主人公の1人として関わったものの、そのショックからなかなか立ち直れず、
事件の顛末なども手記として発表してはいなかった。
ようやくライターの仕事を再開する気になり、友人の編集プロダクションに
机を持つ身になった滋子の元に荻谷敏子という女性が現れた。
12歳で死んだ彼女の息子は、特殊な能力があったのではないかというのだ。
彼女が持参したノートブックには、少女が横たわる家が描かれていた。
16年前に殺された少女の遺体が発見されるという事件が発覚する前に、
それを絵に描いていたというのだ。
初めは信じていなかった滋子だったが、少年が描いたという別の1枚の絵を見て
愕然とする。少年の能力は本物だったのだろうか・・・。
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