2005年06月10日
壬生義士伝(浅田 次郎 著 全2巻)
幕末。尊皇攘夷運動が盛んな頃。日本は激動の時代を迎えていた。
慶応4年のある夜更け、盛岡南部藩の大坂蔵屋敷に、
満身創痍の侍が1人たどり着く。
彼の名は吉村貫一郎。かつては南部藩藩校の先生でありながら、
剣を取れば北辰一刀流免許皆伝の腕前、文武両道の男だった。
しかし、足軽という低い身分のため扶持は少なく、
また、南部藩の窮乏のため、ろくな手当すら出ず、
度重なる飢饉のたびに極貧の暮らしを強いられる。
ついに決心した吉村は、妻子の食い扶持を稼ぐため、
南部藩を脱藩。新撰組の義士に加わる。
人を斬りたくはないが、斬らねば自分が斬られる。
盛岡に残してきた妻子も路頭に迷うことになる。
「おもさげなござんす。お許しえって下んせ。」
守銭奴と蔑まれながらも、義のため妻子のため、今日も人を斬る。
尊皇攘夷運動、薩長の台頭、腰抜けの15代将軍慶喜。
幕府は敗れ、新撰組も総崩れの中、吉村の最期はいかに・・・。
慶応4年のある夜更け、盛岡南部藩の大坂蔵屋敷に、
満身創痍の侍が1人たどり着く。
彼の名は吉村貫一郎。かつては南部藩藩校の先生でありながら、
剣を取れば北辰一刀流免許皆伝の腕前、文武両道の男だった。
しかし、足軽という低い身分のため扶持は少なく、
また、南部藩の窮乏のため、ろくな手当すら出ず、
度重なる飢饉のたびに極貧の暮らしを強いられる。
ついに決心した吉村は、妻子の食い扶持を稼ぐため、
南部藩を脱藩。新撰組の義士に加わる。
人を斬りたくはないが、斬らねば自分が斬られる。
盛岡に残してきた妻子も路頭に迷うことになる。
「おもさげなござんす。お許しえって下んせ。」
守銭奴と蔑まれながらも、義のため妻子のため、今日も人を斬る。
尊皇攘夷運動、薩長の台頭、腰抜けの15代将軍慶喜。
幕府は敗れ、新撰組も総崩れの中、吉村の最期はいかに・・・。
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新撰組の義士、吉村貫一郎にスポットを当てた作品です。
エピソードはもちろん創作ですが、実在した人物のようです。
さすが、「泣かせの次郎」の異名をとるだけのことはあり、
泣かせる場面がふんだんに盛り込まれています。
「ほーら泣け!ほーら泣けよっ!」的な感じがありましたが、
内容は面白く、あっという間に読破し、
さらにもう1度読み返してしまいました。
関係者に吉村貫一郎を語らせるというインタビュー形式は、
宮部みゆきの 「理由」もそういう形でしたが、
このような歴史小説では輪をかけて新鮮な感じがしました。
僕は涙を流すところまではいきませんでしたが、
家族が単身赴任している人なんかは、グッとくるものが
あるんじゃないでしょうか。
家族のために頑張るお父さんを大切にしましょう!
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一本取られました
主人公の真っ正直さと、不器用さが悲しくてたまらない
よがんす!
男であること、人間であること
義士 正しい道理に生きる人のこと
己にとっての義を貫くこと
是非、原作も読んでみて!
いま、熱い涙が恋しい。
おもしろいっす!
感動の原作を余すところなく再現
最高!!
もう一人のラストサムライ?
新撰組の義士、吉村貫一郎にスポットを当てた作品です。
エピソードはもちろん創作ですが、実在した人物のようです。
さすが、「泣かせの次郎」の異名をとるだけのことはあり、
泣かせる場面がふんだんに盛り込まれています。
「ほーら泣け!ほーら泣けよっ!」的な感じがありましたが、
内容は面白く、あっという間に読破し、
さらにもう1度読み返してしまいました。
関係者に吉村貫一郎を語らせるというインタビュー形式は、
宮部みゆきの 「理由」もそういう形でしたが、
このような歴史小説では輪をかけて新鮮な感じがしました。
僕は涙を流すところまではいきませんでしたが、
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1. 読書感想「壬生義士伝」 [ 三匹の迷える羊たち ] 2005年07月07日 14:34
読書感想「壬生義士伝」
壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2
壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3
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