2006年03月13日

やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案(宋 文洲 著)

顧客が買いたくないものを無理やり売る証券マン。
自社が使っていないソフトウェアを売るコンサルタント。
インセンティブさえ与えれば売れると信じている社長。
何度断っても次の新手がやって来る保険レディー。

各地から時間と費用をかけて集まって来て開かれる営業会議。
ほとんど読まれることがないのに毎日書かされる営業日報。
成績がいいのは根性があったから、成績が悪いのは根性が足りないから。

世界の最富国の1つであり、世界屈指の通信技術を持っていながら、
なぜ日本の営業はこんなに効率が悪いのか・・・。

ひとにぎりのトップセールスマンに頼るのではなく、
企業が組織的に売っていくために、ソフトブレーンの宋文洲が贈る、
日本の営業を変えるための指南書。

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CRM・SFAソフトウェア、eセールスマネージャーを販売する
ソフトブレーン(株)創始者の宋文洲が贈る、
日本の営業を効率良いものに変えるための提言。

結局のところ、自社のソフトウェアを宣伝するための販促本なのですが、
ビジネス書というより読み物として面白く読むことができました。
言いたいことを代弁してくれているという満足感が得られます。

内容は、営業をやったことのある人でしたら誰もが感じることですが、
有名な人が本として著したことに意味があるんだと思います。
足と根性さえあれば売ることができた、現在は管理職となっている
前時代の営業マンにとっては痛烈な内容です。
ぜひそういう方々に読んでいただきたい本です。
営業は根性だというアナクロな管理職も最近は少ないとは思いますが。

ちなみにこの本は、社長から全社員に配られたものです。
社長自らが読んでいるということを切に祈ります・・・。


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やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案
宋 文洲
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4 参考になりました!!
5 最も営業センスがないはずの人が書いた最高の営業の本
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mano_oil at 02:10│Comments(0)TrackBack(0)ビジネス書 

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