2006年04月28日

Black Jack―The best 13stories by Osamu Tezuka (12)(手塚 治虫 著)

洪水で全滅したと思われていた村。しかし、生き残りの赤ん坊がいた。
彼は人間ではなく、山猫に育てられていた。
山狩りがおこなわれた際に初めて見つかったのだ。

頭蓋骨が陥没し、知能の発達が邪魔されていた彼に手術を施し、
命の危険を取り除き、知能を取り戻そうとするブラック・ジャック。
オプーと名づけられた彼の手術は成功し、すごいスピードで知能が進んでいく。

ある夜、オプーは銃を手に取り、ブラック・ジャックを連れ出す。
いったい彼はブラック・ジャックをどこに連れていこうというのか。

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洪水の余波で山猫に育てられた少年は、人間世界にいて幸せなのだろうか、
「山猫少年」をはじめとして、

「信号」、事故で植物状態となった社長の妙な呼吸方法には理由があった。
「侵略者」、自分の周りはすべて宇宙人だと信じ、彼らと戦う腎臓病の少年。
「白いライオン」、人気のライオン「ルナルナ」の命が危ない。B・Jの非常手段とは。
「デベソの達」、デベソの少年・達には誰も真似のできない特技があった。
「鬼子母神の息子」、息子を溺愛する母親の正体は恐るべき誘拐魔の首領だった。
「二人目がいた」、幼い頃爆発にあったB・Jの犯人への復讐はなおも続く。
「密室の少年」、交通事故で手足が不自由になった少年が恐ろしい力を使うように。
「その子を殺すな!」、超能力者ハリ・アドラとB・Jの対決の軍配はどちらに。
「クマ」、同級生に頼まれ、マタギである彼女の兄の様子を見に行ったB・Jは。
「霊のいる風景」、降霊した少年の手術をしたB・Jが警察に。手術は必要だった?
「帰ってきたあいつ」、心臓病の学園祭荒らしがB・Jの手術を受けて帰ってきたが。
「笑い上戸」、同級生ゲラの大ケガの責任が自分にあると、B・Jが手術に挑む。
全13話のストーリーを収録。

神技ともいえる手術を施す代わりに、法外な治療費を要求する
モグリの無免許医であるブラック・ジャックがおりなす感動のストーリー。

「医師免許は持っているが、医者ではない」手塚治虫と、
「医師免許は持っていないが医者である」ブラック・ジャックは
全く正反対の人物ですが、自分の腕一本でとてつもない報酬を
得ることができる職人として、相通ずるところがあると思います。

「医者は患者のためなら悪魔にもなることがある」という台詞が印象的な、
「その子を殺すな!」が、この中では一番のオススメです。


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mano_oil at 01:17│Comments(0)TrackBack(0)手塚 治虫 

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