2006年05月27日
メソポタミヤの殺人(アガサ・クリスティー 著)
看護婦エィミー・レザランは考古学者のレイドナー博士の依頼で、
イラクのテル・ヤリミアの遺跡発掘隊での仕事を得た。
依頼内容は、博士の妻ルイズの世話をしてほしいというもので、
彼女は一種の神経衰弱みたいになっているというのだ。
エィミーは、いざルイズ・レイドナーに会ってみて少々驚いた。
神経衰弱どころか、彼女はとても好感の持てる美しい女性だった。
ただ、神経が参っていると思われているのには、理由があった。
死んだはずのかつての夫から何度も脅迫状が舞い込んで来ていたのだ。
「おまえの死は目前に迫っているのだ。」と。
そして、とうとうある日、ルイズ・レイドナーは遺体で発見される。
遺跡発掘隊の宿舎の中には、外部から侵入した形跡は無く、
内部にいた発掘隊の一員による犯行である可能性が高かった。
たまたまシリアに来ていたエルキュール・ポアロはレイドナー博士に頼まれ、
この不可解な事件について調査を開始したが・・・。
イラクのテル・ヤリミアの遺跡発掘隊での仕事を得た。
依頼内容は、博士の妻ルイズの世話をしてほしいというもので、
彼女は一種の神経衰弱みたいになっているというのだ。
エィミーは、いざルイズ・レイドナーに会ってみて少々驚いた。
神経衰弱どころか、彼女はとても好感の持てる美しい女性だった。
ただ、神経が参っていると思われているのには、理由があった。
死んだはずのかつての夫から何度も脅迫状が舞い込んで来ていたのだ。
「おまえの死は目前に迫っているのだ。」と。
そして、とうとうある日、ルイズ・レイドナーは遺体で発見される。
遺跡発掘隊の宿舎の中には、外部から侵入した形跡は無く、
内部にいた発掘隊の一員による犯行である可能性が高かった。
たまたまシリアに来ていたエルキュール・ポアロはレイドナー博士に頼まれ、
この不可解な事件について調査を開始したが・・・。
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「そして誰もいなくなった」、 「アクロイド殺し」が有名な、
ミステリーの女王、アガサ・クリスティーの作品です。
原題は「Murder in Mesopotamia」で、1936年に出版されました。
イラクの遺跡発掘隊の宿舎で、隊長の妻ルイズの遺体が発見され、
捜査を任されたポアロは、看護婦エィミーの言葉をヒントにしながら、
内部犯の疑いが濃いこの事件を捜査していきます。
外部から侵入した形跡はなく、遺跡発掘隊の中に犯人がいるに違いない。
誰にでも動機はあったが、ルイズの部屋に近寄れた者はいない。
この不可解な状況の中、灰色の脳細胞は真相にたどり着き、
いつものように関係者を一同に集めて、犯人を暴露します。
殺害方法に若干無理があるような気がしますが、
いわば密室殺人というような状況、脅迫状を送った犯人は誰なのかという謎解き、
誰にでも動機がありそうな緊迫した雰囲気など、とても面白く読めました。
エィミーの手記という形で物語が進行していきますが、
「アクロイド殺し」で取り入れられたこの手法は、
アガサ・クリスティーの得意とするところなのかもしれません。
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ミステリーの古典
楽しめますが不満もあります
傑作です
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内部犯の疑いが濃いこの事件を捜査していきます。
外部から侵入した形跡はなく、遺跡発掘隊の中に犯人がいるに違いない。
誰にでも動機はあったが、ルイズの部屋に近寄れた者はいない。
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いつものように関係者を一同に集めて、犯人を暴露します。
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