2006年10月22日

プリズンホテル(2)秋(浅田 次郎 著)

暴力団関東桜会の8代目総長・相良直吉が亡くなった。
「仁義の黄昏」シリーズでベストセラー作家になった木戸孝之介は、
ヤクザの大幹部である仲蔵叔父に連絡をとる。
「関東桜会総長の葬儀を取材させて欲しい。」と。

葬儀に招かれた孝之介は、無事取材も終わり、
仲蔵叔父の経営する「奥湯元あじさいホテル」にやってきた。
地元の人が「監獄(プリズン)ホテル」と呼んで恐れるホテルへ。

一方、警視庁青山警察署の慰安旅行ご一行様が箱根に向かっていた。
幹事の渡辺巡査部長は感慨深げだった。「勤続42年を大過なく過ごしてきた。
この幹事が最後のご奉公。年が明ければめでたく定年だ。」と。
しかし、彼らの向かっているホテルはプリズンホテルだったのだ。

1つのホテルで暴力団と警察が相まみえ、宿泊するという異常事態。
そのほかにも往年の大歌手、伝説のヒットマンの娘、一風変わった天才シェフ、
通称「集金強盗」の男などが集結したため、ホテル内は騒然とし、
ドタバタとした事件が巻き起こる!

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「鉄道員」で第117回目の直木賞を受賞した浅田次郎の作品です。
浅田次郎の本を読んでいるということで、会社の後輩が貸してくれたので読みました。

「鉄道員」「壬生義士伝」「蒼穹の昴」とは違った、半分コメディーのライトノベルで、
これはこれでかなり楽しめました。なにしろキャラクターがいい!
一癖も二癖もある連中が、うまい具合にかみ合っているというのが笑えます。

「プリズンホテル」を題材にしたモノが4冊あるそうですね。
この本は2作目のようでしたが、他の本も入手して読破せねば!


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浅田 次郎
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5 とにかくおもしろいです!
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1 パワーダウン

mano_oil at 16:42│Comments(0)TrackBack(0)浅田 次郎 

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