2007年07月15日

両さんと歩く下町(秋本 治 著)

まんが作品には表紙というものがあり、これがなかの物語に入る前の
重要なポイントになっている。表紙は別名「扉絵」といい、まさしく
扉を開けて読まれるのか読まれないのかの重要な役割を果たしている。
それだけに漫画家にとっては力の入る見せ場と言えよう。

1400回近くも週刊少年ジャンプにて連載を続けている超長寿漫画、
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、略して「こち亀」。
その作者・秋本治が下町の取材を重ねて「こち亀」のために描いた
扉絵の数々をぜひご覧あれ。

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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」といえば、週刊少年ジャンプで30年以上も
連載されている超長寿作品であり、単行本もすでに155巻が発売されています。

本書は、その「こち亀」の作者である秋本治が扉絵を描くために下町を取材し、
結果完成した扉絵の数々とその場所にまつわる出来事を解説した案内書です。

巻末には「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」でおなじみの山田洋次監督との
対談が収録され、お互いの描く下町の人情について語り合っています。
「こち亀」ファンや「寅さん」ファンは必読。それ以外の下町が好きな諸兄にも
ぜひ1度目を通して欲しい良書です。


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両さんと歩く下町―『こち亀』の扉絵で綴る東京情景 (集英社新書)
秋本 治
集英社 (2004/11)
売り上げランキング: 162702
おすすめ度の平均: 4.0
5 元ネタの巻を買いたくなった
3 土地勘がないと読むのは大変です
4 今も消え去りつつある世界

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