2008年02月22日

緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-(森永 卓郎 著)

『年収300万円時代を生き抜く経済学』を世に出してからはや3年が経った。
著者がその本で予想したのは、「年収300万円」に近づく負け組が増えることだった。
そして、将来的には「年収120万円」クラスの超負け組が4割くらいを占める
構造になるだろうと予測していた。

それから3年。本当に年収120万円に突き落とされかけている労働者がいる。
年収300万円なら工夫次第でどうにか豊かな暮らしは実現できると説いたが、
年収120万円ではどうやっても食べていくことすらムリだろう。

年収300万円を維持するために、そして少ない収入で上手に暮らすためには、
どのような暮らしを心がけていけばいいのだろうか・・・。

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テレビでおなじみ、経済アナリスト森永卓郎氏の著書。
前回までは「年収300万円時代」だったのだが、今回は120万円になっちゃった。

確かに年収300万あれば、税金や社会保険料さえ免除してもらえば、
なんとかかんとか生き抜くことはできるだろうが、120万円では絶対にムリだ。

しかし、世の中は非正社員の増加やワーキングプアの問題があったりと、
確実に低所得の人間を増やす方向に向かっている。
著者の言うように自衛が必要になってくるのだ。

3章以降は前作とかぶる部分も多く、流し読みしてしまった。
それほど前作の完成度は高かったので、それに比べると期待はずれだった。
ただ、今回は1、2章が興味深く読めた。1度低所得層に入ってしまうと、
這い上がれないというアリ地獄のような世の中を淡々と解説してくれている。

いやホントに明日はわが身だな・・・。ちゃんと勉強して結果を出すような
仕事をしていかないと、これからの時代は路頭に迷うことになるね。


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mano_oil at 01:54│Comments(0)TrackBack(0)森永 卓郎 

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