2008年03月18日

これを食べてはいけない(郡司 和夫 著)

食の安全が脅かされている。度重なる異物の混入、偽装食品、食品添加物などなど。
安全な食品を食べるためには、知っておかなければならないことがあるのだ。

かつて父親が食品添加物の問屋をやっていたという著者が20年近くにわたる取材を経て、
「添加物」「偽装食品」「非衛生管理」等々の食品の実態を明らかにし、
「危ない食品」への自衛策も徹底的に紹介してくれる。


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

先月、「中国の危ない食品」という本を読んだが、そのあまりの内容に
半信半疑だった。いくら儲けのためとはいえ、本当にそこまでやるのかと。

それに比べるとこの本の信憑性は高い。だって、原材料名にちゃんと記載されている
ものがほとんどなのだ。pH調整剤とかV.C.とかアミノ酸とか。

では著者の言うとおり、この手の添加物は本当に健康に悪影響を及ぼすのか。
それについては科学的根拠が薄いと言わざるを得ない。害のあることを示す
実験データなどを列挙してくれているわけではないからだ。

ただし、著者の言う食品添加物の実態を知るのと知らないのでは大きな違いがある。
知っていて食べるのと知らないで食べるのでは、量や頻度に気を付けるように
なるだろうし。将来、このような添加物から発ガン性物質が見つかった時に
著者の先見性と功績が認められるようになるのかもしれない。

その時は薬害エイズや薬害肝炎の時みたいに、食品添加物を認可した役所が
ちゃんと責めを負ってくれるのだろうか・・・。カップ麺に添加されている
ビタミンB1、B2なんか天然ビタミンのわけないし、化学合成だろ。
これが発ガン性物質だったら、平日毎昼カップ麺の自分は間違いなくガン予備軍だな。


楽天ブックスで詳細を見る



↓本・読書に関する人気blogランキングはこちら。
↓この記事が役に立ったら、ポチッと応援クリックお願いします。
blogranking




--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

これを食べてはいけない―危ない食品のカラクリ-何を選ぶ?どう食べる?
郡司 和夫
三笠書房 (2007/10)
売り上げランキング: 42676
おすすめ度の平均: 4.5
5 食品の実態
2 鵜呑みにしてはいけない
5 知っておいて損はない

mano_oil at 01:16│Comments(0)TrackBack(0)ビジネス書 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
楽天市場にGO!
最新のコメント
Amazonで本を探す